SL再び木更津へ
「またSLが木更津へ来るってよ!」
そんな話を古賀君から聞きました。
しかし、実はまだ腰痛が完治してません。
ゆっくり慎重に歩くことはできるようになりましたが、しゃがんだり、身をくねらせたりといったアクションが取れません。
こんな状態で混雑する場所へ行っても大丈夫か?という不安もありましたが、カオスの中には入らず、遠くから見るだけならいいだろうということで思い切って行ってきました。
が、実際に行ってみると、もはや腰が痛いことなどスッカリ忘れ
自ら人ごみの中へ突入し、先頭に踊り出て夢中で写真を撮っていました。

危うしTAKE!
このままではSLにひかれてしまうぞ!早く逃げなければ!

TAKE、SLは停車してるナリよ。
でも、こんなことができたのも皆のマナーの良さがあったからだと思います。
僕は今まで、きっと鉄道マニアなんて、鉄道の撮影のためなら平気で人を押しのけたり、怒鳴り散らしたりするような恐るべき武道派連中であると勝手に思っていました。
ところがどっこい、何百人もの観衆がいる中、互いに押し合うこともなく列を守り、移動する時は「失礼します、前を通ります」と一声かけ、ある程度撮影すれば姿勢を屈めて速やかに後ろの人と場所を交代する。
なんて紳士的な趣味なんだと、自分の勝手な思い込みを猛省しました。
もうひとつ感動したのが、ある母親と息子の会話。
子供が走ってSLに近付こうとしたのを母親がたしなめ、「皆が走ったら大変なことになるでしょう?一人一人が良く考えて楽しまないとね。SLは逃げないからゆっくり行こうね」と。
スーパーなどで騒ぐ子供に「走るな」と注意もしない親も多い中、冷静に理由を添えて躾ができる親がまだいたんだなと。
この母親に育てられた息子は、きっと古き良き時代の美しい心を持った男になるだろう。
そう、皆が愛するこのSLのように。

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