古賀先生、32回目の誕生日を迎えた心境を語る
古賀「はぁ・・・ただいま・・・」
TAKE「どうだった?サイン会は」
古賀「はぁ・・・チケット当たらなかった・・・」
TAKE「そうか、残念だったね」
古賀「はぁ・・・超ブルーだぜ・・・」
TAKE「俺の首飾りは、伝説の首飾りにはならなかったか」
古賀「はぁ・・・200人くらい並んでたんだけど、チケットが当たったのはそのうち100人だけだった・・・俺はまんまとハズれちゃったぜ・・・」
TAKE「そうか」
古賀「ペンダントを返すよ・・・貸してくれてありがとう・・・」
TAKE「ネックレスね」
古賀「はぁ・・・今日は誕生日だというのに・・・俺は誕生日にも運のない人間だな・・・」
TAKE「誕生日も迎えたことだし、早くアニメなど卒業すればいいやん」
古賀「いや、俺よりも年上っぽい人達はたくさんいたし、別におかしくはないだろ?」
TAKE「おかしいよ」
古賀「はぁ・・・超ブルーだぜ・・・コスプレしてる女の子の写真も撮る気分になれなかった・・・」
TAKE「俺、少し前にゲームをしてたんだけどね」
古賀「ん?」
TAKE「最初は軽い気分転換のつもりだったんだけど、なんかすごくハマってしまってね」
古賀「うん」
TAKE「でも、クリア目前で突然セーブデータが消えてしまったんだよ」
古賀「へえ、どうして?」
TAKE「わからない・・・消えるハズはないんだけど」
古賀「そうなんだ?」
TAKE「すごくショックだったよ・・・でも、その時思ったよ。これは神様が消してくれたんだって」
古賀「え?」
TAKE「TAKEよ、お前はこんなゲームに夢中になっている場合ではないぞと。もっと他にすべき事があるのではないかと」
古賀「へえ・・・」
TAKE「今は消えて良かったと思ってるよ。クリア目前とはいえ、あと数時間は無駄になるところだったからね」
古賀「そうか・・・」
TAKE「きっと古賀君も同じだよ。チケットがハズれて落ち込んでる場合じゃないんだよ」
古賀「・・・・・」
TAKE「古賀よ、お前はアニメの声優になど夢中になっている場合ではないぞと。お前はサインを貰う人間ではなく、人にサインを渡すべき人間なのだぞと」
古賀「・・・・・」
TAKE「ハズれて良かったんだよ。古賀君のために、神様はあえて当選させなかったんだよ」
古賀「そうか・・・なるほどな・・・」
TAKE「元気を出しなよ。もうサインなんていいじゃないか」
古賀「・・・・・」
TAKE「わかった?」
古賀「ああ・・・わかった・・・確かにそうかもしれないな・・・」
TAKE「本当にわかった?」
古賀「ああ!わかったぜ!」
TAKE「そうか、良かった 」 (ふう、なんとか説得できたぜ)
古賀「・・・・・」
TAKE「・・・・・」
古賀「・・・来月、大阪でも同じイベントがあるんだけどさ!やっぱりサインが欲しいから行きたいな!」
TAKE「全然わかってないじゃないか!」
古賀「でも、その日は残念ながら家族で旅行に行く予定なんだよな・・・ああ、家族旅行が中止にならねえかな!」
TAKE「・・・・・」
古賀「ああ、サイン欲しいなあ!」
TAKE「古賀君、これだけは覚えとけよ・・・人のサインを必死に追いかけているうちは、人にサインを書く立場には絶対になれないぞ!」
古賀「自分がそんな立場になれないという事が分かってるから、他人のサインを必死に追いかけてるんだよ!」
TAKE「なんで諦めるんだよ。まだチャレンジもしてないのに」
古賀「だって、俺はもう32歳だぜ!夢がどうのこうの言う年齢じゃないんだぜ!」
TAKE「それがアニメのTシャツを着てアニメのイベントに通う32歳のセリフかよ。バカか」
古賀「アニメのイベントには俺よりも年上のおっさんも来てるぜ?別におかしくはないじゃん?」
TAKE「もう、言ってることがムチャクチャだよ・・・」
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