古賀先生、病床生活における精神的安らぎの必要性を語る
古賀「よう、富永君!」
TAKE「おかえりなさいませ、バカご主人様」
古賀「誰がバカご主人様だよ!」
TAKE「古賀君って、江戸時代に生まれてたら“バカ殿”って言われてただろうね」
古賀「まあ、殿様だったらそうだろうな。でも、俺はどうせ農民の中の落ちこぼれだぜ」
TAKE「古賀君って、きっと江戸時代に生まれてても、浮世絵を見て“萌え~!”って言ってただろうね」
古賀「HAHAHA、まさか!江戸時代にはアニメなんてないだろ!」
TAKE「だから浮世絵だって言ってるじゃないか。人の話を聞かんか」
古賀「浮世絵?あんなもん見ても興奮しねえよ。ところで、ゲーセンに行きたいんだけど」
TAKE「今、古いパソコンの修理中でね。これを早く終わらせないといけないんだよ」
古賀「そっか、じゃあ俺1人で行ってくるぜ!」
TAKE「すまないね。そうだ、帰りにコンビニでCD-R買ってきてくれる?」
古賀「ああ、いいぜ!」
―1時間後
古賀「ただいま~!」
TAKE「う~ん・・・う~ん・・・」
古賀「・・・あれ?富永君どこに行ったの?」
TAKE「ロフトの上だよ・・・う~ん・・・う~ん・・・」
古賀「え、もう寝るの?」
TAKE「いや・・・なんか急に気分が悪くなってね・・・う~ん・・・う~ん・・・」
古賀「え?大丈夫?」
TAKE「さっきまで何ともなかったのに・・・30分程前に突然具合が・・・う~ん・・・う~ん・・・」
古賀「さてと、ジュースを買ってきたけど、冷蔵庫入れといていい?」
TAKE「いいよ・・・ああ・・・養命酒を飲み始めたばかりなのに、こんな事になるとは・・・う~ん・・・う~ん・・・」
古賀「とりあえず、買ってきたCD-Rを確認してよ!」
TAKE「ありがとう・・・確認しなくてもいいよ・・・う~ん・・・う~ん・・・」
古賀「いや、確認してよ!変なもの買ってきてないかどうか心配だから!」
TAKE「いいよ、マジで気分悪い・・・う~ん・・・う~ん・・・」
古賀「そんなこと言わずに!これさ!」
TAKE「ああ・・・ありがとう・・・これでいいよ・・・う~ん・・・う~ん・・・」
古賀「良かったぜ~!しかし大丈夫?」
TAKE「頼むから静かにしててくれ・・・う~ん・・・う~ん・・・」
古賀「わかった、じゃあ1人でゲームをしてるよ」
TAKE「すまないね・・・う~ん・・・う~ん・・・」
古賀「富永君、プレイステーション・ポータブルを借りてもいい?」
TAKE「略せよ・・・う~ん・・・う~ん・・・」
古賀「ああ、PSPね。ゴルフゲームは入ってる?」
TAKE「ゴルフは入ってないよ・・・レースゲームが入ってる・・・う~ん・・・う~ん・・・」
古賀「じゃあソフトを入れ替えなきゃいけないな・・・でも、やり方がわかんないな」
TAKE「本体の上の方にレバーがあるから・・・それを横に・・・う~ん・・・う~ん・・・」
古賀「本体の上・・・わかんないなあ・・・」
TAKE「あるだろう・・・よく見てよ・・・う~ん・・・う~ん・・・」
古賀「苦しんでる富永君にやってもらうっていうのは野暮ってもんだよな・・・」
TAKE「ああ、野暮ってもんだよ・・・ゴソゴソ・・・」
古賀「あ、富永君!寝ててもいいよ!俺がロフトの上に行くから!」
TAKE「・・・?」
古賀「わざわざロフトを降りなくてもいいぜ!」
TAKE「いや、俺は寝返りを打っただけだよ・・・誰が降りるかよ・・・う~ん・・・う~ん・・・」
古賀「ああ、そうなんだ。すまねえ、ソフトの交換はどうやってするの?」
TAKE「もう・・・このレバーを横にスライドさせるんだよ・・・う~ん・・・う~ん・・・」
古賀「すまねえ、ありがとう!」
TAKE「ああ・・・本当に気分が悪い・・・う~ん・・・う~ん・・・」
古賀「大丈夫?」
TAKE「うわ・・・吐きそう・・・う~ん・・・う~ん・・・」
古賀「なんだって!吐きそうなの?」
TAKE「やばい・・・古賀君、悪いけど帰ってくれる・・・?」
古賀「え、どうして?」
TAKE「俺、間違いなく吐くよ。さすがにそんな姿を古賀君には見せられないよ・・・」
古賀「いや、俺は構わないぜ!」
TAKE「だって汚ないだろう」
古賀「気にしなくても大丈夫だぜ!それに、俺がいた方がいいだろう?」
TAKE「なんで?」
古賀「病気の時は、看病する人間がそばにいた方が安心だろう?」
TAKE「だって古賀君うるせーもん。古賀君が大声でしゃべる度に吐きそうになるもん」
古賀「ち・・・わかったよ・・・じゃあ静かに黙ってゲームしてるよ」
TAKE「頼むよ、ほんと・・・う~ん・・・う~ん・・・」
古賀「ピコピコピコ・・・あっ!ちくしょう!・・・ミスっちまった!」
TAKE「・・・・・」
古賀「うむむ・・・あっ・・・くそっ!」
TAKE「・・・・・」
古賀「うむむ・・・ああ、バンカーだ・・・くそっ!」
TAKE「・・・・・」
古賀「うむむ・・・くそっ・・・またミスっちまった!」
TAKE「・・・・・」
古賀「うむむ・・・ああ、ちくしょ~!このゲーム難しいなあ!」
TAKE「うるせ~~~~っ!!黙ってゲームできんのかっ!!」
古賀「え、うるさかった?」
TAKE「古賀君は気付いてないかもしれないけど、くそっ!とか、ちくしょー!とか声に出してるんだよ!」
古賀「え・・・」
TAKE「古賀君、すまんが本当に帰ってくれないか?俺、本気でヤバイから・・・」
古賀「本気でヤバイのなら、なおさら俺が付いててやらなくちゃダメじゃねえか!」
TAKE「だって、うるせーんだもん」
古賀「はあ・・・わかったよ・・・帰るよ・・・」
TAKE「すまないね、今日は泊まる予定だったのにね」
古賀「本当に1人で大丈夫?」
TAKE「古賀君は心優しい男だな」
古賀「そんな事はないさ。心配してるだけだぜ」
TAKE「でも、むしろ1人の方がいいんだよ・・・」
古賀君が帰ったあと、トイレに行くとすぐに具合は良くなりました。
今までに、何かを食べてお腹を壊した経験などほとんどないのですが
たぶん昼間食べた消費期限ギリギリのパンが悪かったのかなと思います。
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