古賀先生、最も効率的なパソコンの設置場所とその理由を語る
古賀「あ~あ、早いところ就職して、堂々と胸を張ってアニメのイベントに行きたいもんだな」
TAKE「もうアニメオタクは引退するって、ずっと前に約束したやん?」
古賀「やっぱりアニメは俺の生き甲斐だからな・・・」
TAKE「俺、人様の趣味をどうこう言うのは最低な事だとは分かってるけど、古賀君のアニメの趣味とパチンコの趣味に関しては何としてもやめさせたい」
古賀「俺からアニメやパチンコを取ってしまったら何も残らないぜ・・・」
TAKE「パチンコは遊びでやる程度だったらいいよ。でも、古賀君は研究すれば勝てると思い込んでるからね。そりゃ無理だから・・・お金と時間の無駄だから諦めなさい」
古賀「はあ・・・そうかなあ・・・」
TAKE「アニメや漫画もね、古賀君は買う方じゃなくて、売る方にいなきゃいけないの」
古賀「それはそうだなあ・・・俺の高校時代の友達がさ、たまにこっちに遊びに来るんだけどさ、そいつと一緒にコミケ会場なんかに行くと、“おい、お前はデザインの専門学校を卒業したんだから、買う方じゃなくて売る方にいなきゃダメじゃないか”って毎回言われるんだよな。確かにアイツの言う事は正しいと思ってるぜ。俺もさ、やっぱり専門学校を出たからには、アニメや漫画のグッズを買うんじゃなくて、売る方の立場にいなきゃいけないっていうのは思っているんだ・・・しかしアイツ、コミケに行ったら紙袋いっぱいの同人誌を買うんだぜ。いいよなあ、公務員だからお金持ってるんだよなぁ・・・ああ、俺は公務員は無理にしても、早く就職してコミケに行きたいもんだなあ、HAHAHA!しかし、アイツ今年も来るのかなあ・・・埼玉で一人暮らししてた時なら泊めてやる事もできたけど、今は俺、親元で生活してるからな・・・さすがに今年は泊めてやる事はできねえな。どこかのホテルにでも滞在してもらわねえとなあ・・・」
TAKE「うるさいっ!人の話を真剣に聞かんかっ!」
古賀「す、すまねえ・・・つい自分の世界に入っちまった」
TAKE「今の古賀君は、プロ野球選手を目指しているのに、いつまで経っても客席で応援してるみたいなもんなんだよ」
古賀「・・・・・」
TAKE「あ、先に言っておくよ。これは例えだからね。“例え”だよ」
古賀「ああ、わかってるよ」
TAKE「え?俺、プロ野球選手なんて目指してないぜ?とか言わないでね」
古賀「しつこいな、わかってるよ」
TAKE「だって、いつもそう言うもん。いつも例え話が通用しないもん」
古賀「わかってるよ・・・そうだなあ、プロを目指すんなら応援してるだけじゃいけないな」
TAKE「もう客席に座るのはやめなさい。たまに気晴らしに行くのは止めないから」
古賀「はあ・・・」
TAKE「ね、わかった?」
古賀「でも・・・やっぱりアニメや漫画は俺の生き甲斐だから・・・」
TAKE「もう・・・」
古賀「前にアニメのイベントに行った時にさ、会場前に並んでいる間、他のお客さんと意気投合しちゃてね」
TAKE「ほう」
古賀「好きなアニメ、好きな声優さん・・・このアニメのこのシーンが良かった、このアニメのこのセリフが最高だった・・・なんて話で盛り上がってね」
TAKE「ほう」
古賀「あの時は自分がまるで評論家になったような気がしてさ・・・普段は誰ともアニメの話なんてできないけど、その日はすごく楽しい会話ができたんだよ」
TAKE「ほう」
古賀「その時思ったよ・・・俺の生き甲斐はアニメだけだってね。俺の心の休まる場所はアニメの世界だけだってね!」
TAKE「ほう」
古賀「ってワケさ・・・」
TAKE「つまり、アニメの話ができない富永君との会話はつまんねぇよ、この野郎って事か」
古賀「あ・・・いやいや、そんな事はっ!」
TAKE「わかった・・・でも、少しずつ他の生き甲斐も探していこうよ。俺も協力するから」
古賀「と、富永君・・・ありがとう」
TAKE「あ、やっぱりやめた・・・古賀君は俺の事を全然知ろうとしないのに、俺だけ古賀君の事を理解しようとするなどバカバカしいからな」
古賀「と、富永君・・・そんな・・・」
TAKE「しかし、それこそホームページでも作って、アニメ仲間を作ればいいのに」
古賀「ホームページかぁ・・・」
TAKE「ところで古賀君、自分の部屋のパソコンはネットに繋いだ?」
古賀「いや、それがまだなんだ・・・」
TAKE「何やってるんだよ・・・ネット回線は契約してるんだから、あとは繋ぐだけなのに」
古賀「やっぱり、父さんが長い間留守にしてる時じゃないとできないぜ」
TAKE「モデムに線を差し込んで、パソコンにも線を差し込めばいいだけじゃないか」
古賀「あれこれいじってたら怒られちゃうからさ」
TAKE「怒られないって。むしろお父さんがいる時の方がいいじゃないか」
古賀「やっぱり、うちに富永君を招いて繋いでもらわないといけないな」
TAKE「線を差し込むだけなのに、なんで他人の力が必要なんだよ」
古賀「わかんねえもん、俺」
TAKE「モデムに線をパチッっと、パソコンにも線をパチッと入れるだけ。たったの2箇所なの。小学生やお年寄なんかも自分でできるの」
古賀「え、そんなバカな・・・」
TAKE「アフリカの人達も自分でできるの」
古賀「HAHAHA!そんなバカな!アフリカにはパソコンなんてないだろ!」
TAKE「古賀君、アフリカには草原しかいないと思ってるだろう・・・」
古賀「え・・・まあ、町はあるだろうけど・・・パソコンなんてあるの・・・?」
TAKE「当たり前だろ。とにかく、線を差し込むだけなんだから、誰にだってできるんだよ」
古賀「そうだ!富永君の家に俺のパソコンを置かせてもらうっていうのはどう?」
TAKE「い、嫌だよ!」
古賀「え・・・ダメ?」
TAKE「なんで俺の家に古賀君のパソコンを置かなきゃいけないんだよ、ふざけるな」
古賀「富永君の家って、パソコンを4台ネットに繋げるんだよね?」
TAKE「嫌だよ!嫌!古賀君のエロゲーばかりインストールされた呪われたパソコンなんて置かないぞ!」
古賀「う、うるせえな・・・」
TAKE「めちゃくちゃ迷惑なんだよ。古賀君の部屋に俺の荷物置かせてって言ったら断るだろう」
古賀「うちは置く場所がねえもん」
TAKE「うちもないよ!嫌だよ、絶対イヤイヤ!」
古賀「はあ・・・残念だな・・・」
TAKE「っていうか、ここまでパソコンを持ってくる程の努力をするんならね、自分の家でネットに繋げる努力をしてみてはどうか」
古賀「だって、俺にはわかんねえもん・・・」
TAKE「線を差し込むだけだって!これ以上簡単な作業はないの!」
古賀「はあ・・・そうかなあ・・・」
TAKE「大体、古賀君はパソコンを使って絵を描く仕事をしたいんだよね?」
古賀「ああ、そうさ」
TAKE「じゃあどうして人の家にパソコンを置こうとするんだ。サッパリ意味がわかんないよ」
古賀「だって、インターネットの繋ぎ方がわかんねえんだもん」
TAKE「ネットに繋がなきゃ、パソコン関係の仕事なんてできないっていうの!」
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