古賀先生、略語を使わない理由を語る
プルルルルル♪
TAKE「んがっ・・・むにゃむにゃ・・・ピッ・・・もしもし・・・むにゃむにゃ・・・」
古賀「お!もしもし!よかった~起きてたか!」
TAKE「古賀君からの電話で目が覚めたところだよ・・・むにゃむにゃ・・・」
古賀「今、富永君の家の前にいるんだ!」
TAKE「わかった・・・カギ開けるから待ってて・・・むにゃむにゃ・・・ガチャ」
古賀「よう、富永君!」
TAKE「最近、古賀君に起こされてばかりだな・・・むにゃむにゃ・・・」
古賀「HAHAHA、悪ぃな」
TAKE「ちょっと横になってボーっとさせてもらうよ・・・むにゃむにゃ・・・」
古賀「ああ、今日もまたパチンコのゲームソフトを持ってきたから、しばらく1人で遊んでるよ」
ジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラ♪
ジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラ♪
ジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラ♪
TAKE「・・・うるせえな・・・むにゃむにゃ・・・」
古賀「え、音大きい?」
TAKE「ああ、大きすぎるよ。音小さくしてくれ・・・」
古賀「すまねえな・・・耳掃除してないから・・・」
TAKE「寝起きにパチンコの音を聞かせるんじゃないよ、まったく・・・」
古賀「わかった、ごめん。それじゃヘッドフォンを貸して」
TAKE「嫌だよ。ヘッドフォンなんかしたら、今度は古賀君の声が大きくなるもん」
古賀「え・・・なんでヘッドフォンをしたら俺の声が大きくなるの?」
TAKE「そりゃあ誰だって、耳を塞がれたら自然と声が大きくなるやん」
古賀「え、どうして?」
TAKE「自分の声が聞こえ辛くなるから、どうしても大きな声を出してしまうんだよ」
古賀「そうなのか・・・考えもしなかったな」
TAKE「だから古賀君の声が大きいのは、耳垢が耳栓のようになってるからだと前から言ってるじゃないか」
古賀「わかった、じゃあ音を消そう」
TAKE「いいよ、ボリュームを小さくするだけで。っていうか、もう目が覚めた」
古賀「・・・おっといけねえ、水戸黄門の再放送が始まる時間だ。ゲームをやめよう」
TAKE「じいさんかよ」
古賀「今の水戸黄門よりも、昔の再放送の方が面白いなあ」
TAKE「古賀君って、学生の頃は全然テレビを見なかったのにね」
古賀「そうだな、昔はアニメしか見てなかったな」
TAKE「ケント・デリカットってどういう髪型?って言ってたくらい芸能界の事は知らなかったのに」
古賀「ああ、そういう事もあったよなあ・・・あの時は見事にダマされたぜ!」
TAKE「ダマされたんじゃなくて、自分で髪型だって勘違いしただけだろう」
古賀「HAHAHA,そっか」
TAKE「水戸黄門のどういうところが好きなん?」
古賀「そうだなあ・・・くのいちが出てきて戦うところかな。由美かおる演じるお銀が好きだね」
TAKE「あれ?由美かおるっていくつか知ってる?」
古賀「さあ?今は30代である事は間違いないな。この再放送の時は20いくつかな?」
TAKE「あのね古賀君・・・古賀君って熟女には興味ないっていつも言ってるよね」
古賀「ああ、そうだけど?」
TAKE「由美かおるは50代だよ。俺達のお母さんよりも年上だよ」
古賀「えっ!50代・・・嘘でしょ!」
TAKE「ちなみに、この再放送の時は40代だよ」
古賀「え・・・信じられねえ・・・」
TAKE「これで、俺がいつも言ってる“年齢は関係ない”っていう言葉の意味がわかっただろう」
古賀「ま、まさか・・・50代とは・・・」
TAKE「古賀君は50代の女性に対し、萌え~!とか言ってるんだよ」
古賀「いや、別に由美かおるに萌え~!とか言ってないけどな。しかし驚いたなあ・・・」
TAKE「でも、学生の頃は全然テレビの話とかできなかったのにね。他にも時代劇は見よる?」
古賀「暴れん坊将軍も好きだぜ」
TAKE「暴れん坊将軍は、どういうところが面白いん?」
古賀「松平健演じる徳川吉宗が敵と戦う姿に感動するぜ」
TAKE「ほう、感動するのか」
古賀「あと、御庭番のくのいちも出るからな」
TAKE「くのいち好きだね、古賀君」
古賀「まあな、あとは必殺!仕事人も好きだぜ」
TAKE「仕事人の中では誰が好きなん?俺は京本だけど」
古賀「やっぱり、中村主水演じる藤田まことだな」
TAKE「逆!逆!」
古賀「え・・・逆って?」
TAKE「中村主水が藤田まことを演じてどうする?」
古賀「あ・・・逆か!」
TAKE「さっきから、カッコつけて“演じる”とかいう難しい言葉を使ったりするから間違えるんだよ。大げさなんだよ」
古賀「うるせえなあ、HAHAHA」
TAKE「ところでね、明日、会社に打ち合わせに行かなきゃいけないんよ。古賀君もついて来てよ。帰りにどっか行こうぜ」
古賀「う~ん・・・どうしようかなあ・・・」
TAKE「あ~あ~・・・電車の中ヒマだなぁ~・・・」
古賀「なに言ってるんだよ。その為にプレイステーション・ポータブルを買ったんでしょ!」
TAKE「略せよ!いちいち正式名称を言うなよ!PSPでいいやん!」
古賀「ああ、PSPね」
TAKE「ゲームをやった事のない俺でさえ、すでに“君のぞ”と略してるのに、古賀君はいちいち“君が望む永遠”って言うよね」
古賀「ああ、でもたまに略す時もあるぜ」
TAKE「略す時と略さない時の違いって何?」
古賀「そうだなあ・・・どう言えばいいのかな・・・元気な時は略すんだけど、精神的に落ち込んでる時は略さないなあ」
TAKE「なんだよそれは!古賀君は面白いなあ!ハハハ!」
古賀「そう?」
TAKE「ということは・・・”PSP”ではなく“プレイステーション・ポータブル”と言って略さなかったので・・・今日も落ち込んでるというわけか?」
古賀「ああ、少しは元気になったけど、まだ少し落ち込んでるよ」
TAKE「長いなあ・・・勉強をしないから勉強が出来ないというくだらん悩みのくせに」
古賀「さて・・・今日もちょっと寝させてもらうか」
TAKE「今日もあまり寝てないん?」
古賀「ああ、いつものように考え事をしてたからさ・・・俺って本当にダメな人間だなってね」
TAKE「なんでうちだったら寝れるんだよ?」
古賀「ここに来ると心が休まるんだよ。南国のリゾートのような気分だぜ」
TAKE「うちみたいな狭くてタバコ臭い部屋のどこが南国のリゾートだよ。ほんと、古賀君の望みはショボいな」
古賀「だから成功しないんだな。今川のゲームだらけで汚い部屋をネヴァーランドだというふうに思ってるしな。HAHAHA」
TAKE「俺ももう少し寝るか・・・最近は古賀君に起こされてばかりで本当に寝不足だ・・・」
古賀「いつもすまないな・・・じゃあおやすみ・・・むにゃむにゃ・・・」
TAKE「おやすみ・・・むにゃむにゃ・・・」
古賀「ぐうぐう・・・」
TAKE「ぐうぐう・・・」
古賀「・・・むにゃ・・・げえっ!もうこんな時間かっ!随分と寝ちまったなあっ!」
TAKE「・・・むにゃむにゃ、うるせえよ」
古賀「まいったなあ・・・今日も帰りが遅くなっちまったぜっ!」
TAKE「だからうるせえよ!静かに起きろって毎回言ってるだろう!」
古賀「あ・・・すまねえ、つい・・・」
TAKE「俺がゆっくり眠れるのは、一体いつになる事やら・・・」
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