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TAKEの部屋 HOME日記 ≫ 古賀先生、パースを語る

日記

  • 2007年04月13日

古賀先生、パースを語る

古賀君がやって来ました。
職業訓練校に入学して以来、初めての対面です。

TAKE「古賀君、学校はどう?頑張っとる?」

古賀「ああ、授業はなかなか大変だけどな。でも、こっちの学校でも、専門学校の時に習った事が役立つ場合も多いし嬉しいぜ」

TAKE「そうなんや!例えばどんな?」

古賀「今は製図の授業をやってるんだけど・・・えーと、あれなんて言うんだっけ・・・専門学校で習った・・・」

TAKE「?」

古賀「ほら、点を描いて・・・線を引いて・・・立体的に・・・えーっと、なんて言うんだっけな・・・」

TAKE「パース」

古賀「ああ、そうそう!パースだよ!専門学校で習ったパースを、訓練校の授業でも使う事があるんだよ!」

TAKE「言葉すら忘れてるのに“役立ってる”とはどういう事か」

古賀「まあ、気にするなよ」

TAKE「まったく・・・」

古賀「そうだ、これを見てくれよ!学校でやった製図を持ってきたんだ!」

TAKE「ほうほう」

古賀「真上から見た図・真正面から見た図・真横から見た図の3つがあるんだけど、これを元に立体的な図形を自分で描くんだ!これ、みんなから上手だと褒められたんだぜ!」

TAKE「おお、見せて」 (そんなバカな。パースのパの字も出てこなかったくせに)

古賀「これさ!なかなか大変だったけど上手くできたぜ!」

TAKE「うそ・・・これ、古賀君が描いたのか・・・?」

古賀「ああ!そうだよ!」

TAKE「古賀君、専門学校の時は立体図なんて絶対に描けなかったじゃないか・・・なんで描けるようになってるんだ・・・」

古賀「まあ、あの頃の俺とは違うよ。授業もちゃんと聞いてるしな、HAHAHA!」

TAKE「すげえよ古賀君・・・頑張ってるんだな・・・」

古賀「まあな、HAHAHA!」

TAKE「さっき、心の中では"そんなバカな”って疑ってた・・・すまなかった!謝るよ!」

古賀「別にいいぜ、HAHAHA!」

TAKE「すげ~!これなら絶対に就職できるぞ!見直したぞ古賀君!」

古賀「そうなればいいけどな、HAHAHA!」

僕は今日、「眠れる獅子・古賀君」の真の姿を見たような気がしました。

僕が思うに、古賀君の1番悪い部分は、何事も「俺にはできない!」と自分で勝手に決め付け諦めてしまう事。
難しいと思う事、興味が無い事に対しては全てにおいてそうなのです。

しかし、古賀君は実はとてつもない可能性を秘めた男である。
それは周囲の誰もが認めるところです。

大好きなアニメの事ならば、一度聞いた情報は絶対に忘れない。
サッカーに興味を持てば、あっという間に世界各国の選手、または国旗を覚えてしまう。
得意なもの、好きなものに関しては人の何倍もの吸収力があるのです。

もしも古賀君が、「絵を描くこと」について興味を持ったら一体どうなるのだろう。

きっと、ものすごい勢いで作画を研究し、少し上達して「得意意識」というものを身に付ければ
さらにまた大きく興味を持ち、すぐにでもプロになれるのではないか。

同級生と、よくこのような話をする事がありました。
最も頂点に近い男、それが古賀君であると。

本人にこんなふうに言った事も何度もありました。
そのたびに「そんな事はない」と勝手に否定され続け・・・

しかし!

今回の製図の件で、我々が言っている事の正しさが証明された!

なぜ古賀君が、専門学校時代に製図ができなかったのか。

それは、絵の上手い人間に囲まれていたから。
周囲を見てプレッシャーを受け、勝手に自分自身の力量を低く見積もっていたから。

ではなぜ、職業訓練校では誰よりも上手く製図ができたのか。

それは、自分は専門学校で製図を学んだというアドバンテージを感じていたから。
パースのパの字も覚えていなかったが、周囲よりも製図には詳しいという自信と余裕により、リラックスして本来の力を発揮できたのではないだろうか。

自分で「できない」と勝手に決めつけていなければ
きっと専門学校時代にもこれと同じような立体図を描けたはず。

実にもったいない!

古賀君、今回こそは耳を傾けてくれ。
本当はすごい実力の持ち主なんだぞ、古賀君は。

その製図を是非この日記に載せたいと言ったのですが、あえなく断られました。
同級生のみんなに見てもらいたかったのに、実に残念です。

その後、腹が減ったのでファミレスへ行きました。

TAKE「古賀君、明日も遊ぼうぜ」

古賀「悪ぃな、明日とあさってバイトに行くんだよ」

TAKE「平日は学校に通い、土日はバイトか?休む暇ないじゃないか?」

古賀「ああ、来月も再来月もアニメのイベントがあるからな。それに備えて少しでも金を稼いどかなきゃいけないからさ」

TAKE「アニメの事となるとすごいパワーだな」

古賀「まあな。イベントは待ってくれないから頑張らないとな」

TAKE「ところで、明日はどこでバイト?」

古賀「トラックストアさ」

TAKE「トラック?」

古賀「ああ、トラックストアっていうのは薬局の事だよ」

TAKE「ドラッグストアって言うんだよ。笑わせるなよ」

古賀「ああ、そうだったな」

TAKE「しかし古賀君は頑張屋さんだね」

古賀「まあな。あと、国民健康保険の金も払わないといけないしな」

TAKE「いくら払ってる?」

古賀「1日1万円だよ」

TAKE「ホリエモンかよ」

古賀「え・・・?」

TAKE「月に1万円だろう?」

古賀「ああ、そうだったな」

TAKE「どんな富豪だよ、1日1万とか」

古賀「HAHAHA、そうだな・・・さてと、俺はピザでも頼もうかな」

TAKE「じゃあ俺もピザにするよ」

古賀「しかし、こっちのハレンチトーストも捨てがたいな」

TAKE「フレンチトーストだよ、バカ!」

古賀「あ・・・」

TAKE「周りに客がいなくて助かったな・・・なんだよ、ハレンチって」

古賀「ああ・・・」

TAKE「エロい事ばかり考えてるからだよ」

古賀「HAHAHA、危ないところだったな。ところで最近、BSで世界名作劇場の古いやつをやってるんだよ。観たいんだけど、うちはBS映らないんだよね」

TAKE「フローネなら俺も観たいな。確か、俺らが小1か小2の時だったかね?」

古賀「そうだなあ・・・一番古いのがフランダースの犬だったかな・・・次は母をたずねて三千里、そしてあらいぐまラスカルかな・・・」

TAKE「そんな順番だったっけ?」

古賀「次はペリーヌ物語・・・そして鼻毛のアンか」

TAKE「わざとだろう?」

古賀「あ・・・赤毛!」

TAKE「なんで赤毛と鼻毛を間違えるんだよ?絶対わざとだろう?」

古賀「いや、本気で言い間違えた!HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!」

立体図は描けるようになりましたが、中身の方は何も変わっていない古賀君でした。

でもこれでいい。
これが古賀君なのだから。

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