エイプリルフール・古賀先生ドッキリ大作戦!「NASAでタイムマシン完成の巻!2」
「極秘の情報がネットで流失したんだよ。だからテレビや新聞では報道されないの。でも、ネット上では大変な騒ぎになってるよ」
昨日、古賀君からの疑問にメールでこのように返答した僕。
とりあえず「ネット」という言葉を使っていたら、何とか誤魔化す事ができるのではないかと。
幸いな事に、最近バイトが忙しい古賀君は、しばらくこの日記を見ていないようです。
しかし、結局その後、彼からの返事はありません。
そして今日、「遊びに行くよ」というメールが届きました。
タイムマシンの話題を出してこないところを見ると、完全に嘘がバレてしまったようです。
さすがの古賀君も、タイムマシン完成なんて大袈裟な嘘を信じるわけがない。
今回は僕の負けだ。
自らの敗北を認めるTAKE。
やがて、古賀君が家にやってきました。
古賀「よう!今日は寒いなあ!」
TAKE「寒いね。まあ入れよ」
古賀「ああ」
TAKE「いやあ、昨日メールの返事くれんかったね。ハハハ」
古賀「ああ、そうそう・・・見せてくれよ!」
TAKE「え、何を?」
古賀「タイムマシンのニュースさ!」
TAKE「え・・・」
古賀「ネット上ではタイムマシン完成の情報が流れてるって、富永君言ってたじゃないか」
TAKE「・・・・・」
古賀「どうしたの?見せてよ!」
TAKE「・・・すまん・・・見せる事はできん」
古賀「どうして?」
TAKE「タイムマシン完成の話は真っ赤なウソだからさ」
古賀「なに!ウソだったの!」
TAKE「・・・もしかして・・・信じてたのか?」
古賀「信じてたよ!母さんにも言っちゃったよ!」
TAKE「なに!お母さん何て言ってた?」
古賀「あ~、そうって言ってた。あまり驚いた様子ではなかったな」
TAKE「またうちのバカ息子が妙な事言ってるぞと、お母さんも半ば呆れてるんだよ」
古賀「ウソだったのかよ・・・まったく・・・」
TAKE「1日遅れたけど、エイプリルフールだよ」
古賀「そういえば・・・そんな日もあったな・・・」
TAKE「毎年忘れてるけど、今年はひとつ古賀君をびっくりさせてやろうと思ってね」
古賀「でも富永君・・・いくらエイプリルフールでも・・・やり過ぎだよ・・・」
TAKE「え・・・やりすぎ?」
古賀「そんなウソは・・・いくらなんでもやり過ぎさ・・・ひどいぜ・・・」
TAKE「俺も、例えエイプリルフールでも、リアリティのあるウソはマズいと思ってたが・・・」
古賀「リアリティあるだろ!完璧に信じちゃったよ!」
TAKE「リアリティあるか!?タイムマシンだよ!?」
古賀「NASAならやりかねないだろ!NASAなら作っても不思議じゃないだろ!」
TAKE「古賀君、NASAを過大評価しすぎだよ!作れるかよタイムマシンとか!」
古賀「ちくしょ~、ウソだったのかよ!まいったな!」
TAKE「大体、マウスでの実験は成功したって・・・どうやって確かめるんだよ。ねずみが“過去に行って来ました!”って報告するわけじゃあるまいし」
古賀「あ・・・確かにそうだな・・・」
TAKE「しかし、本当に信じてたんなら、なんですぐに連絡してこないんだよ?」
古賀「ああ、めんどくさかったんだよ」
TAKE「めんどくさいだって!?タイムマシンの事が気にならんのか!?」
古賀「そりゃあ、タイムマシンのニュースについて富永君に聞きたかったよ。でも、その時はめんどくさかったんだ。あとからでも別にいいかと思ってな」
TAKE「古賀君にとっては所詮その程度の発明なのか、タイムマシンっていうのは・・・」
古賀「いやあ、そんな事はないぜ。だってビックリしたもん」
TAKE「もし、栗林みな実が引退するっていうウソをついてたら?」
古賀「そりゃあすぐに電話して確認する!」
TAKE「所詮、タイムマシンよりもみな実ちゃんじゃないかよ・・・」
古賀「まあな。しかし藤子不二雄の漫画は夢があっていいよな。タイムマシンかぁ~」
TAKE「古賀君の頭の中の方がよっぽど夢の中だよ・・・」
完全に僕の負けです。
古賀君をに対しウソをつく事は造作もない事。
しかし、どれだけ大きなウソをついても普通に吸収してしまうのでは意味がない。
これじゃ永久に勝てるはずがない。
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