古賀博士の提案 【プロレスをオリンピック種目へ】
TAKE「古賀君ってプロレス見るっけ?」
古賀「いやあ、最近は見ないなあ」
TAKE「俺も」
古賀「しかし、なんでプロレスってオリンピックの種目にないんだろうな?」
TAKE「はい?」
古賀「だってさ、プロレスがオリンピックの種目になったら話題性抜群だぜ」
TAKE「はい?」
古賀「他のスポーツは大体あるのに、なんでプロレスはないんだろう?」
TAKE「それは何?本気で言っとるん?」
古賀「ああ、本気だぜ」
TAKE「古賀君はプロレスを真面目なスポーツだというふうに捉えてるのか?」
古賀「ん?真面目なスポーツでしょ?」
TAKE「え?」
古賀「ん?」
TAKE「あの・・・ちゃんとした“スポーツ”だと思っとるん?」
古賀「ああ、そうだけど」
TAKE「じゃあ、相手をロープの方に投げたら、なんで相手はいちいち戻ってくるん?」
古賀「そりゃ、ロープはゴムだからでしょ?ゴムに跳ね返って戻ってくるんでしょ?」
TAKE「・・・・・」
古賀「え?」
TAKE「なんで馬場のチョップでムキムキの外人選手が吹っ飛ぶん?」
古賀「そりゃ、馬場のチョップには大きな威力があるからでしょ?」
TAKE「・・・・・」
古賀「え?・・・俺なんかおかしい事言ってる?」
TAKE「なんでプロレスの試合の結果は、新聞やテレビのニュースで発表されないん?」
古賀「あ・・・そういえば・・・ボクシングの試合結果なんかは新聞やニュースに出るよな。他のスポーツも結果は報道されるはず・・・でも考えてみれば、プロレスは無いよな・・・」
TAKE「イスで相手選手を殴ってもOKな競技が、どうしてオリンピックの種目になるのか」
古賀「・・・あっ・・・そういえばそうだな!イス以外にも色々と凶器を使うよな!」
TAKE「どんなスポーツだよ。凶器の使用OKって」
古賀「うう・・・今まで気付かなかった!なぜプロレスがオリンピックの種目にないのか・・・俺は今までの人生ずっと疑問に思っていたけど、そういう事だったのかっ!」
TAKE「今日俺が言わんかったら、死ぬまで気付かんかったやろ」
古賀「危うく天国でもみんなからバカにされるところだったぜ!」
僕は今日、純粋な古賀君の夢をひとつ奪ってしまった。
しかし、そんな事は全く気にしていない。
何故なら、彼は今日話した事など数ヵ月後には全て忘れているだろうから。
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